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2007年10月27日土曜日

「ネットで検索」は有効か

多いですよね最近

「~~でネットで検索」

もう定着した感があるからでしょう

検索窓にキーワードが入っていて ポインタが検索ボタンに近づくだけの
CMも増えてますよね

気になるCMがあれば、やっぱり検索してしまいます。

■なぜ「ネットで検索が増えているのか」

TVCMの特徴を考えると

CMといえば15秒~30秒
時間帯によって大きくことなりますが

【広告枠が超高い】

TVCMはここが一番ネックですよね。
逆にこの値段の高さが、TVCMを出せる企業への信頼感を与えているともいえます。

【他社と見劣りしない広告クオリティ】

ここも難しい。
専用のカメラを使い、CMクリエイティブのプロフェッショナルに依頼して
短い時間で、企業・商品・サービスの重要なポイントを伝えることのできる
クリエイティブが必要となり、当然、制作費用も高価となります。

そうなると、非常に高い広告費を出す以上
全てを伝えるようなCMにしたくなるんですが
15秒という時間を考えると、そんなことできませんし
もしやったとしたら、全てのCMが同じようなものばかりになってしまいます。

そこで、「ネットで検索」の出番となったんじゃないでしょうか
Yahoo!・Googleの台頭により、検索という行為が一般化し
ネットがTV・新聞に続く第三のメディアとなった(2005年にラジオを抜いてます。)
ことから、TVで伝えきれない内容をネットに委ねることが可能となったからと思われます。

あとは、今もたまーにあるんですが
以前は、サイトアドレスを打ち込ませて
ネットに誘導することが多かったんですよね

直接サイトにいけるので悪くは無いのですが

URLは、アルファベットで作成されていますから
日本人にはおぼえるのが大変・・
しかも、打ち間違えやすく
意図しないサイトに行ってしまうことも多々

そんなことから、アドレスをCMで流したり
「http://www.~~」と言葉で伝えたり(今考えるとナンセンス・・)

というCMは姿を消し

「ネットで検索」型のCMが増えたのではないかと思われます。

ユーザーをWEBサイトに誘導しやすい手法が出たことで
説明が少なくても
企業の特徴を出しつつ、視聴者の興味を引くCMであれば
あとは、ネットで検索すれば 詳細な説明のあるWEBサイトへ誘導が可能となり
ユーザーも自分のペースで詳細を調べることができ
広告効果が高まる! 

ということで、「ネットで検索」に企業が注目し始めたのだと思います。


■本当にユーザーは検索しているのか

本当の効果のところは、CMの内容や
企業のレベルにもよりますが
やはり「ネットで検索」型のCMを配信していた期間
リスティング広告のCM対応キーワードのクリック数は大幅に高まっているものがありました。

では、視聴者はどのように行動しているのか

○日経リサーチ調べ
・平日のメディア利用がもっとも多い時間は21時
・同時間帯のメディア複数利用も顕著

21時がTV・ネットともにユーザーの利用がもっとも多い時間だそうです。
そして、その21時においては
TVとネットを同時に利用している人が全体の4割近くもいるそうです。

【ながら利用】

ですよね。

TVを観ながらネットを使う人が多いということは
CMで興味を持ったことはすぐに、検索されている可能性が非常に高いと思われます。
よって、視聴者も「ネットで検索」を活用していると推測されます。


以上より
ネットの利用者数が増え、両者のながら利用も増えているということで
CMの広告効果をより高めることが可能な
「ネットで検索」はどんどん増えていくと思います。

今も、この記事を書きながらTVを観ていると
「ネットで検索」型のCMが数え切れないくらいでてきました。

もはや、新しい広告手法ではなく、定番の広告手法といえるんではないでしょうか。

次回は、
「ネットで検索」の効果を最大限に高める方法
を考察したいと思います。

検索したユーザーを確実にWEBサイトへ導くなら

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